前回予想したとおり、発表された様々な経済情報は米国の実体経済の立ち直りが進展していない状況を明確にした。
その結果、米ドルが売られ、その反作用で日本円が避難要素として買われた。
連れて英ポンドやユーロも売り込まれたのだが、サミットで中国が再び発言したように基軸通貨としての米ドルの見直しが行われつつあるような印象を世界に発信した。
スーパースター並みの絶大な人気がある初登場のオバマ大統領も今回だけは影が薄く、彼に関するニュースが少ない。
つい先頃アフリカで行われたオリムピック招致プレゼンの時とは全く様相が変わっていて、彼が初めて小さく見えたのは小生だけだったのか??
持ち合い市況とはいえ頭重く上値が右肩下がりだった$/¥市況は急変し、瞬間91円台となった。
利食いの絶好のチャンスを逃した人も多いだろうが新規にドル買いを出来た人はもっと少なかっただろう。
でも、以前から言ってるように、英ポンドやユーロを同時に買っていた人達は慌てず騒がず、3円(300ポイント)の利益を僅か一日で獲得することも可能だった。
どう考えても、日本円が90円以上まで買い進まれる要素は少ない。
対中国との関係を比較してみても他国よりも格別強い要素も少ない。
ただ一つ言えることは、日本企業の素早い経営戦略の変革である。
そして、ここに来て見直されている工業等の技術力の高さ、強さである。
政府による様々な景気刺激策も有効に活用され功を奏しているのは中国と日本のように思える。
欧米諸国のそれは、単に一部の基幹企業が立ち直りつつあるだけのようだ。
でも、ドイツ人もフランス人も元々質素堅実な国民なのだが。(政府の刺激策等には簡単には踊らされない。)
為替市況だけ見ると、中国元、香港ドルのレートは対日本円はピークから10%余り強くなっている。
レートが最も下落しているのが韓国ウォン、続いてフィリピン・ピソ、タイ・バーツである。
もう直ぐ夏休み、夏季休暇の季節である。
航空運賃は安くなったし特に東南アジアへの旅行では強い日本円を実感できるだろう。
しかし、中国は色々な問題を抱えているしタイも政情不安だし...。
リスクの無い物事は有り得ない。
旅行であれ何であれ、物事には全て、そして常にプラスとマイナスの要素が在るのだから、これを承知し準備してこそ安全や、喜び、そして利益が得られるのである。
テーマ : 資産運用 - ジャンル : 株式・投資・マネー