冬景色
近畿地方の高嶺に初冠雪と報じられたが、山は今、正に紅葉のまっ盛りである。
一年中季節の移り変わりを楽しませてくれる山々に、この季節は特にハイカーで賑わうが、この山裾を走る電車には、元気な高齢者が山歩きファッションに身を固め、グループで乗り合わせている。
漏れ聞こえてくる会話には最新の報道内容が多く、未だ現役気分のようだ。
が、このところの株安や円高で退職金が半分になったとか、何百万円損したとか決して明るくない話題が多いのに、表情がそんなに暗くないのは日々の暮らしに困ることはないからだろうが、消費低迷には拍車がかかるだろう。
地方の金融機関を覘くと、退職者に特典との広告が見られ、退職金受領後一年以内等の期間制約があるものの「年利1.5%」と言うものもある。
「証券さんさようなら、銀行さんこんにちは。」ではないが、この時期、ローリスク商品の販売にはどの金融機関も力を入れているのだろう。
年末商戦の始まり...はデパートだけではないのだ。
そう言えば「早割り商売」もかなり定着し、航空券からスタートしたこの販売方法も今やお歳暮商品に迄広まっている。
昨夜の東京の繁華街では、クリスマス関連の飾りが沢山見られ、西部ライオンズ優勝感謝セールには、今朝も開店前から長い行列が...。
例え懐が寂しくとも必要なものは買わなければならないし、買うのなら「より安く、より良い品物を。」と願うのは健全な消費思考である。
そのためには労苦をも厭わない姿勢は「努力する者は報われる。」の一つだろう。
昨夜、ユーロが再び120円にトライし、原油も50ドル台を覗いた。
先月27日以来、再三の気配ではあるが、大きく水準を変えるパワーは乏しいようでもあるから、小生が三週間前に述べた「取引戦法」をそろそろ始める時期が到来したように思える。
昨日の契機は「ロシアの金利1%引下げ」発表だが、欧州諸国の経済はロシアとの関係が深いから「ユーロ安」に直結したようだ。
ご承知のとおりユーロの主要国(特にフランス)とロシアは米国の金融政策には「余りにも野放図」として批判的であったから、その影響による経済不況には苛立ちさえ覚えている。
だからと言って、協調政策を採らざるを得ないほどに経済の関連性は高いから、経済政策担当者の胃袋には潰瘍がいくつも出来ていることだろう。
9〜10月のような日本円全面高の波乱はもう当分の間は無いだろうが、損も得も思いがけない大きな額となり、今、投資家も企業経営者も悲喜こもごもである。
一般投資家の外為取引について、小生は再三「ロスカットラインの設定」を勧めてきた。
この取引規模や内容での我慢できる損失の範囲、限界の設定(逆指値を必ずしておくこと。)をしていれば、我慢できるし次のチャンスにもトライ出来るが、なまじ余裕資金をよりどころにした投資家はマージンカットされ、精神的にも再起不能になったかもしれない。
業界団体には、この類の苦情が多数寄せられていると聞く。
仲裁も斡旋も、また法的処理も困難なこの類の苦情には、窓口となる相談員の胃袋も悲鳴をあげていることだろうが、このよえな不測の多額損失が発生すれば、何とか、例え一部でも取り返せないかな〜と考える投資家が居ても、人情的には理解できるが...。
テーマ : 資産運用 - ジャンル : 株式・投資・マネー
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