昨日今日、米ドルが急落した。
景気の陰りが原因だが、あれほどの大企業が相次いで金融支援を受けたり破産したりしているのだから、庶民の消費意欲が低迷してしかるべきだろう。
まして、買いたい物が外国籍企業の製品や輸入品ばかりでは、愛国者にとっては景気回復の一助になりたくともなり得ないジレンマになっていることだろう。
労働生産性とコスト・効率に愛国心。
企業経営者にとっては果てしなく悩ましい課題ではある。
かつて米国では、何度も外国製品不買運動が発生し、法制化され、国の産業が保護されてきた。
外交活動も盛んに実施され、日本だけではなく親米国家は、常に自国産業育成問題との狭間で苦悩してきたのだ。
しかし現在では、WTO加盟国が増え、そうした保護策や強引な販売は制限されてきている。
また、後進国と言われる国々でも、今までになく自国産業の発展が不可欠との政策に転換し、安易に低コストを求めた海外進出は控えられてきている。
このような環境変化の中で、米国が自動車産業を含む産業再生を図るのはかなり高度な技術、高い効率、安価なコストへの追及が必要と思われる。
正しい労働配分を基にした新しいルールでの競争が始まったのだ。
日本であっても同じことが言える。
日本株式会社と揶揄、非難された時代もあったが、今や世界中で似たようなことが発生しているのだから、官は正しく民を指導し助成しなければならない。
海外支援もしかりである。
かつて、ODAのやり方が内外から非難され是正も進んでいるようだが、外国政府を支援するのではなく、外国国民を支援する理念の下に援助されるべきと小生は考える。
資金、技術、人的支援。
色々な工夫をしてこそ、感謝が生まれ、治安が向上し経済力が伴ってくるのだ。
そして、これが防衛力にもなり、武器の製造販売という破壊しか生まないことに血道をあげなくて済む方法ではないのだろうか?
お金は大切である。
しかし、より大切な物があることを皆が理解し、民力を上げてこそ国力が強まり経済も発展すると考える。
緊急対策はそれなりに効を奏した。
これからは、地道に、国の産業力を向上させるための策が打ち出され、国家経済力・景気の上昇につながることを期待する。
泥沼から脱した今は、足許を踏み固める大切な時期である。
為替市況の先行きは、どちらが早く地固めするかによって決まるのだと思う。
テーマ : 資産運用 - ジャンル : 株式・投資・マネー
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